第19回 人気講師になるためのポイント 受講者の予想を裏切れ!
裸の王様(1335年に発表された寓話)
洋服を自慢することが大好きな王様のもとに、一人の仕立て屋がやってきました。
「愚か者に見えない布で、この世で一番珍しい服を作ることができる」と言うので、王様は喜んで服を作ってもらいます。
王様は、とりまきの大臣と役人に「いつできるのだ」と仕立て屋の様子をチェックさせるのですが、王様の機嫌をそこねないよう、まだ服はできていないのに二人で嘘をつき「できました。これは透明の服です。とてもお似合いです」と言ってしまいます。あまりにも褒められるので、王様自身もその服を「見えない」と言えなくなってしまいました。
城中の人々も王様に忖度し、褒めたたえるため、王様はすっかり有頂天になりパレードを決行します。
王様を見た町民も本当のことが言えません。
そんな中、一人の子どもが「王様は裸だ!」と大声で言い、みんなの目を覚まさせます。
いばっていた王様は一転して真っ赤になり「パレードをやめる!」と言うのですが、家来から「途中では止められません」と宥められ、しぶしぶ城までパレードを続けました。
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この寓話を元に、
「純粋な子どもだけが王様は裸だ!と本当のことを言いました。これってなかなかできるものではない。こういったピュアな気持ちはビジネスをする上でもとても大切なことです」
このようなオチだと、予想通りの展開なので受講者の記憶には残らないでしょう。
でも、この寓話の教訓をこのようにしてみるとどうでしょう。
子どもがもつピュアなハートより、周りのみんなに言われたことを、素直に受け止め、裸でパレードをしてしまう王様の行動力、途中で裸だと知った後も城まで歩き続けた(やり遂げる)スキルのほうが経営するにあたり力を発揮するのではないでしょうか。
ピュアな気持ち < 素直さ×行動力×途中でやめない力
このように視点を変え、受講者の予想を裏切ればインパクトも爆上がりしそうです。
事例はセミナーの勝負コンテンツです。
想定するオチではなく、受講者の予想を裏切ってみる。
そうすることで「この講師の話はおもしろい!」と噂が広がり、講師依頼の連鎖(紹介が走る)につながっていくのかもしれません。


