第10回 セミナーで失言しない言葉遣いのコツ
東京都の職員の方に対して、広告の作り方研修を5年間程担当していたことがありました。
東京都では研修講師が問題発言した場合の対応について同意書を交わします。そこには、講師が問題発言をした場合、セミナー会場内で、即訂正し謝罪せねばならないというルールが書かれてあります。
わたしの場合、明快に言い切る講師というイメージをもたれているため、問題発言のひとつやふたつ、やらかしているのではと思われる方もいらっしゃるでしょうが、これまで600回を超える登壇の中で、コメントなども含め、問題発言(気になる発言)だと指摘されたことは1度もありませんでした。おそらく、「ここだけ気をつけておけば大丈夫」といったコツみたいなものが、営業の仕事(会社員時代)などで備わっていたからかもしれません。
わたしが考える気をつけるべきポイントについて少し書きます。
好感度も上がるはずですので、ぜひ参考にしてみてください。
1、言い切るとき「みんながみんなそうじゃないですが」と前置きする
(例)
「○○な思考のせいで効果が上がらない方は多いです」
これを
「みんながみんなそうじゃないですが、○○な思考のせいで効果が上がらない方は多いです」
にする。
2、言い切った後「あくまでもわたしの考えです」を追加する
(例)
「40代の方は独立後、うまくいく確率が高いですね」
この後に、
「あくまでも私の考えです」と補足するようにします。
他にも、「肌感覚ですが」なども効果的です。
強めに言い切ったときは、
「今、お伝えしたことは、あくまでもわたしの経験にもとづいたものなので、各々リサーチしてみてくださいね」
こんな風に、フォローすると優しくなります。
3、上から目線にならない
(例)
「受講者からの質問です」
よりも
「受講者の方からの質問です」
「~の方」を入れるだけ上から目線に感じなくなります。
他にも、した→された に変える。
(例)
「転職した方」→「転職された方」
4、正直は× 誠実は〇
セミナーで入室された方が後ろの席から埋まっていく状況を見て、
「今日は、消極的な方が多いですね~」
と言うのではなく
「今日は、謙虚な方が多いですね」
に変えると、少し笑いも起こりなごやかな空気になります。
総じて、言葉を発するときは、対等から少し目線を下げてみる。
そこを意識すれば、謙虚な思考になるため、つられて失言がなくなり、好感度も上がるはずです。
これらは、あくまでもわたしの経験にもとづいたものですので、各々リサーチしてみてくださいねw


